精神対話士とは心の訪問ケア(アウトリーチ)の専門職「精神対話士」孤独感や寂しさ、心の痛みを感じている人(クライアント)に寄り添い、暖かな対話を通して気持ちを受け入れ共感し、人生に生きがいを持ち、よりよい生活を送れるよう精神的な支援を行う心の訪問ケアの専門職です。
精神対話士が対象とする方は、高齢者、病人、引きこもりの人、対人関係で落ち込んでいる人、介護に疲れた人、事故や震災の被災者、重病患者をはじめとする病人、ホスピスの入居者、学校生活や職場で精神的ストレスを感じている人など多岐にわたります。
そうした心のケアを必要とする人々に、薬の処方や精神療法といった医療行為を行うのではなく、暖かな対話を通して心の重みを軽くし、生きる希望を見い出すお手伝いをします。
クライアントが希望する場所に精神対話士が出向き、対話を通して心のケアサポートを行うのも特徴です。
精神対話士とは、公益法人である財団法人メンタルケア協会が認定する資格で、資格取得の道は多くの方々にオープンに開かれています。
受講・受験に際して年齢、学歴、職歴などは不問で、これまでにも学生から定年退職をされた年配の方や高齢者までが受講し、資格取得を実現されています。
--------------------------
<参考>
精神対話士の杉山晴美さんは、2011年、夫を9.11米国多発テロで亡くした遺族。
当時おなかにいた息子は9歳。
他に11歳、13歳の男の子の母である。
「あの事件は、本当につらいものでしたが、悲惨な状況が決して悲惨な結果だけを生むものではないこともわかりました。多くの人から励ましや支えを受け、人間の真の強さや優しさを身を持って知ることができました」
「私が強く実感していることは、『本当にやりたいこと』は、年齢などに関係なく、必ず見つけ出せるし、出会えるということです」
2002年の手記「天に昇った命、地に舞い降りた命」は反響を呼び2004にドラマ化された。
「自分の幸せは自分でつくる」
世界貿易センタービル(WTC)に飛行機が突っ込んでいく映像を、ハドソン川を挟んで目と鼻の先にある自宅テレビで見ていた。
ビルの80階にいたと思われる夫・陽一さんは帰らぬ人に。
いまだに身元が分からない遺体は1000体以上。