歯科で初めてKU歯科グループがTポイントを導入 下)
医療法人社団京和会のKU歯科グループが、歯科医院で初めてポイントサービス「Tポイント」を導入し話題となっている。
梅田和徳理事長から、Tポイント導入の経緯やねらい、コンセプト、今後の抱負などを聞いた。
KU歯科グループは本部がある渋谷(南平台町)、青山(南青山)、世田谷(太子堂)、成城学園、南品川の5か所に医院を構えている。
― Tポイントを導入して課題となることは?
梅田和徳理事長
おそらく、私たちのKU歯科グループや美容外科で使う金額が一番高額になると思います。
例えばガソリンスタンドで100万円も使う人は、おそらくいないでしょう。
牛角で50万円使う人もいないと思いますから、歯科の保険外診療ではポイントを使うより、こちらが与える方が多いことになります。
その部分で、歯科医院が今後どのような見方をされていくのかです。
また、Tポイントを導入して日が浅いので分からないのですが、そのようなことも考えています。
あるいは、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の方で、Tポイントの還元率の基本は1%ですが、好きなように10%まで設定できるのです。
当歯科グループはじめ各加盟店では、還元率を設定できるのですが、キャンペーンをはってほしいという形で何か強制されることがあるのかどうかの懸念も少しあります。
また、これは重要なことですが、結局Tポイント還元は料金の割引と同じですから、歯科医院のクォリティーや患者の集客のために何かをしないと患者が来ない歯科医院なのか、と逆に変に誤解されることがあっては困るので、何か幟を立てたりなどは一切していません。
― 特別、外に向けてアピールはしていないのですか?
梅田理事長
受付であくまで個別に口頭で伝えたり、ウエブ上などで静かに出しているだけです。
こちらから、Tポイントをやっていますと全面的にアピールをして、「会社に帰ってみなさんにアピールしてください」と医院としてインフォメーションを強くアピールすることはしていません。
― プレスリリースを拝見したのですが、歯科界や先生のご友人などの反応はありましたか?
梅田理事長
反応は、ものすごくありましたね。
特に私に直接ではなく、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の方に、恐ろしい数の歯科医院からの問い合わせがあったそうです。
それだけ、Tポイントなどに対する興味があるわけです。
CCCとしては、「単に集患の目的でTポイントに入ってほしくはない」と言っていました。
そうではなく、今すでに経営が安定していて、患者さんの治療のニーズが高い部分でサービスとしてTポイントを還元する。
「経営が苦しいのでTポイントを導入したい」という歯科医院にとっては、Tポイント導入のハードルは高いと思います。
当然、問い合わせた段階でTポイント導入のための条件を具体的にCCC側から聞いていると思います。
― 新しい展開について考えていることは?
梅田理事長
Tポイントを除いて、何が残っているか分からないのですが、あるいは他の大きな波が起こるのか分かりません。
運転免許証や健康保険証、年金手帳などに代わり国民総番号制となり、1枚のカードで個人情報が全部統一化されるかもしれませn。
さらにそこにクレジットカード機能が付いたり、そこにポイントプログラムの何かの情報が付いたりし、色々な関連性が生まれるかもしれません。
我々は医療人ですから薬剤には注意をしていますが、患者さんが持ってくるお薬手帳などはアナログでやっています。
たまたま院外処方せんでやっていますので問題はないのですが、院内処方せんである場合は、薬の飲み合わせで少し厳しいものがあります。
そのような時に、患者さんの薬歴情報は不可欠です。
1枚のカードに電子薬歴情報などが集約されていれば、トラブルも未然に防げるのではないでしょうか。










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