インプラントが保険導入が確定となった.
中医協は1月27日の総会で、先進医療専門家会議の答申で保険導入が適当との答申が出た.
NHKテレビ番組でインプラント治療の安全性が問われていたが、保険導入の方向となった。ただし、診療報酬点数がどうなるか、注目されている。
なお、インプラント義歯は昭和60年11月1日、先進医療技術名概要先進医療適用となった。
(インプラント義歯:歯が欠損した部の顎骨に人工歯根を埋入し、その歯根を土台として歯冠
部を支持する義歯治療法)
ただし,以下の23 技術については、その有効性、効率性等に鑑み、保険適用とすることが適当と考える。
但し、適応症や実施する施設等について適切な条件を付すこと等が必要であると考える。
とあるので,総会の結論にもよるが,今の事故の多い状況で導入すると,かなりの安全対策のハードルが課せられるのではないか?
また、保険適用とすることになったのは、有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査や歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法、歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴などである。
平成24 年1月27 日
中央社会保険医療協議会
会 長 森田 朗 殿
先進医療専門家会議
座長 猿田享男
既存の先進医療に関する保険導入等について
先進医療専門家会議において、既存の第2項先進医療 95 技術(平成24 年1月現在)の
うち、平成23 年6月末までに先進医療として承認され、実績報告が提出された89 技術につ
いて、保険導入等を検討した。その結果を取りまとめたので、以下の通り報告する。
1.優先的に保険導入が適切であると評価された先進医療(別紙1)
以下の23 技術については、その有効性、効率性等に鑑み、保険適用とすることが適
当と考える。但し、適応症や実施する施設等について適切な条件を付すこと等が必要で
あると考える。
(1) 告示番号 4:インプラント義歯
(2) 告示番号 6:人工括約筋を用いた尿失禁手術
(3) 告示番号 11:CTガイド下気管支鏡検査
(4) 告示番号 13:筋強直性ジストロフィーの遺伝子診断
(5) 告示番号 16:抗悪性腫瘍剤感受性検査(HDRA法又はCD-DST法)
(6) 告示番号 26:腫瘍脊椎骨全摘術
(7) 告示番号 32:腹腔鏡補助下膵体尾部切除又は核出術
(8) 告示番号 36:エキシマレーザー冠動脈形成術
(9) 告示番号 39:三次元再構築画像による股関節疾患の診断及び治療
(10) 告示番号 43:隆起性皮膚線維肉腫の遺伝子検査
(11) 告示番号 46:内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術
(12) 告示番号 48:先天性銅代謝異常症の遺伝子診断
(13) 告示番号 49:超音波骨折治療法
(14) 告示番号 54:色素性乾皮症の遺伝子診断
(15) 告示番号 58:腹腔鏡下直腸固定術
(16) 告示番号 60:肝切除手術における画像支援ナビゲーション
(17) 告示番号 65:内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術
1
(18) 告示番号 67:先天性難聴の遺伝子診断
(19) 告示番号 74:マイクロ波子宮内膜アブレーション
(20) 告示番号 78:内視鏡的大腸粘膜下層剥離術
(21) 告示番号 85:腹腔鏡下膀胱内手術
(22) 告示番号 86:腹腔鏡下根治的膀胱全摘除術
(23) 告示番号 88:根治的前立腺全摘除術における内視鏡下手術用ロボット支援
2.削除が適切であると評価された先進医療(別紙2)
以下の12 技術については、その有効性、効率性等が十分に示されていないことから、
先進医療から削除する方向で検討することが適当と考える。
(1) 告示番号 5:顎顔面補綴
(2) 告示番号 7:光学印象採得による陶材歯冠修復法
(3) 告示番号 8:経皮的レーザー椎間板減圧術
(4) 告示番号 14:抗悪性腫瘍剤感受性検査(SDI法)
(5) 告示番号 22:鏡視下肩峰下腔除圧術
(6) 告示番号 27:31 燐-磁気共鳴スペクトロスコピーと
ケミカルシフト画像による糖尿病性足病変の非侵襲的診断
(7) 告示番号 28:神経芽腫の遺伝子検査
(8) 告示番号 41:HLA抗原不一致血縁ドナーからのCD34 陽性造血幹細胞移植
(9) 告示番号 42:ケラチン病の遺伝子診断
(10) 告示番号 47:カラー蛍光観察システム下気管支鏡検査及び光線力学療法
(11) 告示番号 55:先天性高インスリン血症の遺伝子診断
(12) 告示番号 59:骨移動術による関節温存型再建
3.継続が適切であると評価された先進医療
以下の54 技術については、保険導入の適否を評価するために必要な有効性、効率性等
が十分に示されていないことから、引き続き先進医療で実施されることが適当と考える。
(1) 告示番号 1:高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術
(2) 告示番号 2:膝靱帯再建手術における画像支援ナビゲーション
(3) 告示番号 3:凍結保存同種組織を用いた外科治療
(4) 告示番号 9:造血器腫瘍細胞における薬剤耐性遺伝子産物P糖蛋白の測定
(5) 告示番号 10:悪性高熱症診断法(スキンドファイバー法)
(6) 告示番号 12:先天性血液凝固異常症の遺伝子診断
2
(7) 告示番号 15:三次元形状解析による体表の形態的診断
(8) 告示番号 17:陽子線治療
(9) 告示番号 18:成長障害の遺伝子診断
(10) 告示番号 19:経頸静脈肝内門脈大循環短絡術
(11) 告示番号 20:骨髄細胞移植による血管新生療法
(12) 告示番号 21:ミトコンドリア病の遺伝子診断
(13) 告示番号 23:神経変性疾患の遺伝子診断
(14) 告示番号 24:難治性眼疾患に対する羊膜移植術
(15) 告示番号 25:重粒子線治療
(16) 告示番号 29:硬膜外腔内視鏡による難治性腰下肢痛の治療
(17) 告示番号 30:重症BCG副反応症例における遺伝子診断
(18) 告示番号 31:自家液体窒素処理骨移植
(19) 告示番号 33:マントル細胞リンパ腫の遺伝子検査
(20) 告示番号 34:抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査
(21) 告示番号 35:Q熱診断における血清抗体価測定及び病原体遺伝子検査
(22) 告示番号 37:家族性アルツハイマー病の遺伝子診断
(23) 告示番号 38:腹腔鏡下膀胱尿管逆流防止術
(24) 告示番号 40:泌尿生殖器腫瘍後腹膜リンパ節転移に対する
腹腔鏡下リンパ節郭清術
(25) 告示番号 44:末梢血幹細胞による血管再生治療
(26) 告示番号 45:末梢血単核球移植による血管再生治療
(27) 告示番号 50:CYP2C19遺伝子多型検査に基づく
テーラーメイドのヘリコバクター・ピロリ除菌療法
(28) 告示番号 51:非生体ドナーから採取された同種骨・靱帯組織の凍結保存
(29) 告示番号 52:X線CT画像診断に基づく手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術
(30) 告示番号 53:定量的CTを用いた有限要素法による骨強度予測評価
(31) 告示番号 56:歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法
(32) 告示番号 57:セメント固定人工股関節再置換術におけるコンピュータ支援
フルオロナビゲーションを用いたセメント除去術
(33) 告示番号 61:樹状細胞及び腫瘍抗原ペプチドを用いたがんワクチン療法
(34) 告示番号 62:自己腫瘍・組織を用いた活性化自己リンパ球移入療法
(35) 告示番号 63:自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた
活性化自己リンパ球移入療法
(36) 告示番号 64:EBウイルス感染症迅速診断(リアルタイムPCR法)
(37) 告示番号 66:多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術
(38) 告示番号 68:フェニルケトン尿症の遺伝子診断
(39) 告示番号 69:培養細胞によるライソゾーム病の診断
(40) 告示番号 70:腹腔鏡下子宮体がん根治手術
3
(41) 告示番号 71:培養細胞による脂肪酸代謝異常症又は有機酸代謝異常症の診断
(42) 告示番号 72:RET遺伝子診断
(43) 告示番号 73:角膜ジストロフィーの遺伝子解析
(44) 告示番号 75:光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助
(45) 告示番号 76:内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術
(46) 告示番号 77:歯科用CAD・CAMシステムを用いた
ハイブリッドレジンによる歯冠補綴
(47) 告示番号 79:実物大臓器立体モデルによる手術支援
(48) 告示番号 81:単純疱疹ウイルス感染症
又は水痘帯状疱疹ウイルス感染迅速診断(リアルタイムPCR法)
(49) 告示番号 82:網膜芽細胞腫の遺伝子診断
(50) 告示番号 83:胸腔鏡下動脈管開存症手術
(51) 告示番号 84:腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
(52) 告示番号 87:IL28Bの遺伝子診断による
インターフェロン治療効果の予測評価
(53) 告示番号 89:前眼部三次元画像解析
(54) 告示番号 90:有床義歯補綴治療における総合的咬合・咀嚼機能検査
(別紙1)優先的に保険導入が適切であると評価された先進医療(23技術)
告示
番号
先進医療技術名概要先進医療適用年月日
インプラント義歯
歯が欠損した部の顎骨に人工歯根を埋入し、その歯根を土台として歯冠
部を支持する義歯治療法。
昭和60年11月1日










インプラントが導入されても形だけで,結局マイナス?
保険にインプラントが導入されても,かなり低い点数に押さえられるし,他の保険が外されるので,歯科全体でみると改定の実質はマイナスになると思う.
GTR導入のときと同じで,保険で行うとマイナスになるので,みな使わないと思う.
また,日本歯科医学会が“「インプラント義歯」治療指針”というのを出していて,それによれば,従来の可撤性義歯では咀嚼機能の回復が困難な症例 という記載があるので,適応が限られ,結局大学病院などでしか行えないものになると思うが,結果はいかに.
投稿情報: やぶ睨み | 2012年1 月27日 (金曜日) 18:53
保険導入と言っても、ごくごく特殊な症例のため(がん患者など)一般患者さんには関係ないのではないでしょうか?
間違った情報は流さないで頂きたい!
投稿情報: 歯科医 | 2012年1 月31日 (火曜日) 17:16