長年にわたり歯科界の動きをチェックし、鋭い視線で切り込みます。茨城県出身。(医科歯科通信)
最新の歯科関連情報を日々お伝えします。今日の情報から未来を予測!激動の歯科界をどう生き抜くか? そのヒントが見つかるはずっ!
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犯罪者の多くが、金に困っているのも事実。
人を殺して金を奪う。
それ自体精神、人格が尋常ではない。
すでに精神の病とも言える。
アルコール依存症のもたらす健康被害は深刻。
平均死亡年齢は52.7歳(東京都衛生局学会)。
また、家族などに対する家庭内暴力。
DV(ドレスティックバイオレンス)が20%、9%が虐待。
その他の暴力が16%。
国立精神・神経医療研究センターの調査では、2009年、自殺した3分の1は40~50代のアルコール依存傾向者であった。
阪神・淡路大震災では、仮説住宅入居開始後2年間で127人が亡くなった。
▽ 北朝鮮の映画を観た。
アメリカでは、ほとんど北朝鮮のことは知られていないそうだ。
▽ 脱北者の証言で映画は主に北朝鮮の実態が明らかにされていた。
北朝鮮の地図に、収容所の場所が記されていた。
そして、衛星から写した収容所の位置もリアルに浮かび上がる。
▽ どのような理由でもよい、罪を被せて収容所に隔離する。
犯罪者なので、強制労働を含めて、無料で働かせる。
▽ 犯罪者の作った製品は海外に輸出され、外貨を確保する。
▽ 核兵器の開発で脅かし、海外から食糧援助を求めるが、それらはエリート層に奪われて一般の国民には回らない。
▽ 公開処刑による恐怖政治である。
逆さ吊りされて13時間の拷問を受けた脱北者の証言もあった。
▽ 罪を犯すと、3代にわたり罪を負わされる仕組みだ。
▽ 社会が混迷を深めると、家族、家庭、教育がキーワードになるされるが、人権がない国が21世紀に存在するのが、現実なのだ。
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<参考>
米国のNCハイキン監督が制作したドキュメンタリー映画「金正日リア」が、6月23日から韓国で上映されることが明らかとなった。
映画は脱北者12人に対するインタビューを通じ、北朝鮮収容所の実態や飢え、金正日の暴圧政権など北朝鮮の社会全般を反映した作品。
タイトルの「金正日リア」は金正日の46歳の誕生日に、日本の植物学者が品種改良したベゴニア花をプレゼントしたことで、北朝鮮では神聖視される「金正日の花」を意味するという。
映画には、ピアニストだったキム・チョルウン氏や脱北後に韓国の朝鮮日報で記者として勤めているカン・チョルファン氏、北朝鮮軍将校出身のキム・ソンミン氏とパク・ミョンホ氏などの脱北者12人が出演。韓国メディアは、「脱北者のほとんどは身分公開を恐れているが、これら出演者は顔と実名を堂々と明かした」と伝え、勇気のある行動だと称賛した。
また映画では、中国で脱北者たちを支援したという理由で、4年間も収監されていた人権運動家チェ・ヨンフン氏のインタビューは、「脱北者たちを死に追い込む」中国政府の非人道的政策も扱っているという。
2002年に日本で開かれた人権会議に出席し、脱北者カン・チョルファン氏から北朝鮮の実態を聞いたNCハイキン監督は、北朝鮮の現実を世界に知らせるため、「金正日リア」の制作に着手したことが分かった。
同作品についてハイキン監督は、「脱北者らの声を通じて多くの北朝鮮住民が顧問や飢餓、病気などで苦しんでいる現実をありのまま見せたい」と説明した。(編集担当:永井武)
何故、冤罪が起こるのか?
夏目徹は考え続けた。
眠れない夜であった。
書棚から判例集を出して読んでいた。
時計を見ると、午前2時を回っていた。
終電車は既に終わっていた。
結局、待ち人は外泊をしたのだった。
徹は居たたまれない想いに駆られ、絨毯の上に仰向けになる。
そして、昼間、澤田奈那子と新宿駅で別れたことを思い浮かべる。
奈那子は、新宿駅の西口に何時ものように30分余送れてやってきた。
遅れて来たのに、小走りになるでもなくユッタリした足取りで改札口を通過する。
イライラして、不機嫌な顔をしている徹の姿を雑踏の中で目ざとく見つけると、こぼれるような笑顔になった。
徹はその笑顔に魅せられて、何時も怒る気になれない。
徹の前に立つと奈那子は、西洋の劇の中に出てくる少女が演技をするように足を一歩前に出して、腰を屈めて挨拶をした。
奈那子が両手でミススカートを持ち上げたので、太股が露となった。
徹は周囲の視線を感じた。
奈那子がそのような仕草をする時は、何かがある兆候でもあった。
「徹ちゃん、悪いわね。私、用事が出来ました。なるべく早く帰るので、私のマンションで待っていてね」
黒皮の真四角な小さなハンドバックからマンションの鍵を出した。
キーホルダーは、徹が東京タワーで買ったものだ。
徹は言いたいことが喉に詰まった。
奈那子は右手をひらひらさせ身を翻すようにして、足早に去って行く。
奈那子から何度か約束を裏切られてきた。
「もう、いい、お別れだ」徹は投げやりな気分となった。
だが、1日、1回は奈那子から電話がかかってきた。
「今、何をしているの?」
「これから、学校へいくところ」
「今日、会えるでしょ?」
「ハイ」
居間で母親が聞き耳を立てていた。
電話は玄関の靴箱の上に乗っていた。
脇には花瓶があって、母親は活けた百合の花が香っていた。
「徹ちゃん、誰かが側に居るのね?」
「まあ・・・」
「渋谷に来て、午後6時に、来られるわね。ハチ公の前にいるわ」電話をそれで切れた。
結局、その日も30分余、遅れて奈那子はハチ公の銅像の前に現れた。
奈那子は渋谷の道玄坂にある法律事務所でバイトをしていた。
司法試験に2度落ちて、3度目挑戦するところであった。
徹の父は大学病院の心臓外科医であった。
父の医療訴訟を請け負ったのが、渋谷・道玄坂の法律事務所であった。
父の東京地裁での裁判を傍聴した時に、徹は奈那子と出会った。
徹は裁判所へ足を踏み入れたのは初めてでる。
建物に威圧され、胸をドギマギさせ途方に暮れた少年のように戸惑っていた。
徹の脇を通り過ぎた若い女性が振り向いた。
その場の雰囲気を和ませるような女性の爽やかな笑顔であった。
「学生さんね? 傍聴なのね?」
「ハイ」徹は助け船を得たような気持ちとなった。
「今日は、医療訴訟の裁判があるの、傍聴するなら一緒に行きましょ」
「医療裁判?!」徹は腰が引けた。
身内の裁判を赤の他人に傍聴されたくない、と思ったのだ。
(米山次郎)
あと、何年生きられるだろうか?
徹は、毎年、12月の末日が迫ると想ってみた。
昔、徹が勤めた会社の社長が、「新聞はまず、毎朝、死亡欄から見る」と言っていた。
社長は徹より、7歳年上である。
死亡欄にまず目がいくと言う経営者に、30歳代の徹は侮蔑の目を向けた。
「後ろ向きで、性格が暗いから社員が定着にないんだ」
酒を飲むと後輩に対して、経営者批判をした。
その後輩の一人が遅刻が重なって突然、社長から解雇された。
「彼は、とても優秀ですよ。歯科医師会の役員からも、可愛がられています。戦力として欠かせません。解雇を撤回してください」
徹は社長に率直な気持ちを伝えた。
「遅刻し過ぎだ。もういいよ。だめな奴はだめなんだ!」
社長が自分で雇ってのだから、決断も自分がするのは当然。
徹は口をつぐんだ。
社長は生真面目な人間であるが、狭量でもあった。
「影でとやかく言うな。文句があるなら俺を説得してみろ」
誰も文句を言わないなかで、徹は言うべきことを言ってきた。
「こんな会社、いつでも辞めてやる」
腹のなかの気持ちである。
それから10年が経過して、リストラ解雇されると徹の気持ちは、大きく変化していた。
そして、徹も新聞の死亡欄が気になる年代となっていた。
数少ない親友たちが50歳代で逝くことが重なったことも、影響した。
歯科治療の可能性―新分野を拓く
知人の歯科技工士から紹介され、児玉歯科医院の院長 児玉剛之さんに取材した。
児玉歯科医院は、東西線の西葛西駅前のビル3階。
頭痛・肩こり・不眠研究所と看板に記されていた。
噛み合わせ治療とメラトニン効果については、特に興味をもって聞いた。
20数年前から、噛み合わせ治療に着目してきたという児玉院長に、まず、これまでの経緯から聞いた。
― 改めて質問しますが、噛み合わせに問題がある患者さんは多いのですか?
児玉
今日、来られた患者さんはほとんど、噛み合わせです。
― 来院は口コミが多いのですか?
児玉
紹介されて来られます。
また、地元の葛西新聞の「専門医に聞く」という欄に2000年から連載していますのだ、新聞を読んだ方も来られます。
この新聞の欄には毎月1回、もう11年間噛み合わせについて書いています。頭痛、肩こり、不眠、無呼吸症候群、アトピー性皮膚炎などに効果があることを知らせてきました。
― 噛み合わせの治療は、成人が多いのですか?
児玉
そうです。
小児はやりません。
噛み合わせ装置のスプリントを小児に使用すると段々、噛み合わせが変わっていってしまいますのでやりません。
その場合は矯正治療を薦めます。
― 無呼吸症候群については、どのようにしているのですか?
児玉
病院からの紹介が多いですね。
医科の先生の証明書をもらってきてもらいます。
病院から紹介される患者さんはアトピー性皮膚炎も多いですね。
来院患者さん4分の1くらいがアトピー性皮膚炎です。
15%は噛み合わせ治療で治ります。
この写真を見てください。
これは患者さんが自分で個人的に写したものです。
― ひどい皮膚炎ですね。
児玉
寝ていて痒いので、不眠にもなります。
寝ていて無意識に皮膚を爪で掻くので、一層症状がひどくなります。
掻くので眉毛も睫毛も無くなっています。
― この患者さんは何歳ですか?
児玉
18歳です。こちらの写真が治ってきた写真ですね。
噛み合わせ治療で2か月と6日で治りました。
1方、この子は高校を1年で中退していたのですが、歯ぎしりで歯が平らになっていますね。
噛み合わせ治療で元気になり、「先生アルバイトをしたの」と言うので、「アルバイトをするなら、学校へ行きなさい」と言ったら通信教育で学び、その後は歯科衛生士専門学校を出て、今は歯科衛生士をしています。
これらの写真は、臨床アレルギー懇話会で「歯科から診たアレルギー」と題して1時間の講演をした時のスライド写真です。
たまたま、近所の免疫治療の専門医と懇意にしているのですが、地元の「火の用心の夜回り」で、何をしているのですか聞いたら、「免疫」をやっていますと言うので、「免疫とはどんなんことをやっているのですか?」と聞いたのです。
すると、「アレルギーでアトピー性皮膚炎をやっている」と言うので、「私はこういいことをやっているんですよ」と紹介しましたが、「え!何故、歯医者さんとがアトピーなのですか。見学させて下さい」ということになりました。
夜の10時ころから採血をします。
歯のかみ合わせ治療の術前と術後の採血で、血液検査の比較をしました。
ホテルの部屋をとって、そこに患者さんに来てもらい、泊まった状態で採血をするのです。
その結果に、その医師は驚いてしまい、自分の患者さん送ってきました。
1人目の患者さんは途中で来なくなりましたが、2人目の患者さんは、アトピー皮膚炎がきれいに治りました。
この患者さんはサルコイドーシスという肺の臓器病気、
膠原病です。
皮膚が陥没していますね。
陥没した場所に皮膚を移植するのですが、噛み合わせ治療を続けていくと、陥没したところが消えていきました。
この写真のようにきれいに治ってしまうのですね。
アレルギーの専門医も「え! あれが治っちゃうの。見たことない」と驚いていました。
この人も、3週間でアトピー性皮膚炎が治りました。
この子は大学生です。
― アトピー性皮膚炎は若い人に多いのですか?
児玉
私がやっているのは、成人性のアトピー性皮膚炎です。
あくまで、噛み合わせに問題がある成人の治療が対象です。
後転反応、症状悪くなってから治ります。
この人は、3回来て治りました。
これらの治療は、「噛み合わせ治療とメラニンの効力」とい本に書いています。
― ところで、なぜ血液検査をするのですか?
児玉
自律神経失調症の患者さんは、アトピー性皮膚炎のように外から症状が分かりません。
そこで、血液検査をしてみました。
その結果について、今、まとめたいと思っています。
診療内科、色々なカウンセリングによる治療もありますが、血液検査の結果に出てきます。
聞いても、患者さんは言いたがらない場合が多いのですが、聞き出すのはなかなか大変です。
ところが、血液検査で出た結果を基に、「こうですよ」と言うと、重い口を開くきっかけとなります。
「ええ! それって、血液に出ているでんすか?」と聞いてきます。
「そうですよ。このように出ていますよ」と検査結果で説明します。
そのことから、患者さんがしゃべり始めるのです。
― つまり、血液の検査結果に納得するのですな。
児玉
そうです。
「血液の結果、こうですよ、どうですか?」と聞きます。
「ああ先生、おっしゃるとおりです」と自分のことを言い出します。
噛み合わせ治療の3か月後に、血液検査をもう一度します。
血液の変化が確実に出ます。
そこで、結構、患者さんは納得し、「やっぱい、良くなっているんですね」と自信をもつのですね。
何時再発するのかという不安があったのです。
― 血液検査は、医科でするのですね?
児玉
血液検は自費ですから、血液検査をすると混合診療になるので、医科ではやりたがらないのです。
検査データだけ医科の先生にもらっています。
精神科の先生に血液検査の結果を見せても分からないと言います。
診療内科の先生も「歯科はそんなに進んでいるの」と言われます。
出社拒否の状態の患者さんの噛み合わせ治療をしたのですが、元気になってのに、産業医から、「まだ、治っていない」と否定されたため、その患者さんは、奈落の底に落とされたような状態となり、血液検査の結果が悪化しました。
産業医は血液検査の結果を理解しなかったのです。
― 今後の課題は、なんでしょうか?
児玉
噛み合わせ治療を広めることです。
医科歯科連携の治療でもあるのですが、まず、歯科医師の方たちに理解していただきたいと思います。
メラトニンの効力と言えば、ほら吹きと思われてしまうのではないでしょうかね。
内科、神経科、診療内科と重なりあっている部分が多く、これからの歯科医療にとって重要な分野になると考えています。
日本歯科商工協会の山中道三会長の念頭所感を以下引用する。
日本歯科商工協会は、関係諸団体と協同で「平成19年版 歯科医療機器産業ビジョン」を5年前に発表させていただきましたが、その後の5年間の変化をも踏まえ、現在、「平成24年版 新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン」を作成しているところであり、本年春には完成、発表できる予定でおります。
この改訂版には、変化の要素である、超高齢社会への対応、国民の「安全・安心」確保体制の確立・国際競争力の強化の3つの重要ポイントが含まれております。
特に、超高齢社会への対応という課題にたいしては「介護・.在宅・訪問用器材開発テーマ」に対応した器材開発の具体化を目指しております。
訪問診療用義歯リペアキッドや訪問診療用印象採得キットなど8テーマが検討されています。
国民の「安全・安心」確保体制の確立という課題に対しては、昨年6月厚生労働省で策定した歯科補綴物に関するガイドラインの遵守や販売した商品のトレーサビリティの確保が重要になります。
現在、製造販売業者から発売された商品にはシリアス番号またロット番号が記載され、バーコードが付与されているものも増えていますので、安全・安心な材料を使用し、先生方のお力による高度な歯科技工物を製作して戴ければ幸いです。
日本歯科衛生士の金澤紀子会長の念頭所感から以下引用する。
歯科口腔保健は、乳幼児、学齢期、成人期、高齢期のすべての人々のヘルスケアの入口であり、健康人のみならず、全身に基礎疾患や障害をもち、生活機能が低下した療養者、要介護者、障害者等のいのちのケアにもつながることが確認されております。
いのちのある限り、口から食べ、会話し、笑顔のある生活をサポートするためには、診療室にとどまらず、居宅や施設においても医療や介護と連携した歯科医療が提供できるよう、その方策を講ずることが大切です。
8020健康長寿社会は、人生の最後まで口から味わって食べることを支える歯科医療が行われてこそ達成されるものであり、チーム医療において、歯科技工士、歯科衛生士の活動をより一層強化することが求められます。
日本歯科医師会の大久保満男の念頭所感を読んだ。
「私は『思想としての8020』という言葉で表しています。これは、8020が一人の人間の80年という人生の縦軸としての時間軸によって成立することから始まります。例えばここでは、20歳の成人式を迎えた若い人に『君の60年後の人生を口の状況からイメージしてみて』という問いかけが可能であることを意味します。日々の営みとしての時間が60年積み重なった未来を想像することは他の臓器では困難でしょう。60年後も今のように歯が揃っていて何でも食べられるのか。口元は若さを保ってているのか。これらの問いは8020という概念によって初めて可能となるのです」
「我々歯科医師は、自らの足場である歯科保健・歯科医療を通して、我々の行為への考えを深く、そして広く突き詰めていくこと。それが思想としての8020として、新たな歯科医療への道を切り拓いていくことを確信しています」
日本歯科技工会の雑誌「日本歯技」1月号を読む。
念頭所感で古橋博美会長が記していた。
「歯科技工士の災害医療における役割とその訓練等に、我々は十分な準備をしていいなかったのではと自問しております。本年は『災害医療における歯科技工士の役割』を日本歯科技工士会の課題として取り組んでまいりたいと思います」
また、以下の課題を挙げている。
1 特に国民の口腔保健増進のための歯科補てつ物等のトレーサビリティの普及定着と歯科技工士国家試験学説試験の統一。
2 歯科技工の委託の定義、歯科技工所開設届出確認証の発行、歯科技工指示書記載事項の追加、歯科技工所の構造設備及び歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針の省令化等々について、厚生労働省との間でその具体化のための検討を加速する。