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2010年9 月 4日 (土曜日)

「私的な記述」 視力を失っても充実した人生が送れる

Wa1 失明した知人のことを思ってみた。

「あれ・・・目がよく見えないな」

朝の散歩の時であった。

視力の衰えに加えて、視野が段々と狭くなってきたという。

「片目をつぶってみた。左右の視野を確認した。やはり、錯覚でもなかった。見えない!」

医師から「網膜色素変性症」と告げられる。

絶望にさいなまれる。

40代後半から視力が急に落ち始め、50歳で全盲となる。

若いころから面白くないとテレビをほとんど見ない、読書の日々であった。

本がもう一度読みたいと点字を習う。

さらに、パソコンを取得。

手品を覚えた。

ピアノも始めた。

歌も本格的に習った。

「視力を失っても、充実した人生が送れる」

社会福祉協議会のボランティアセンターから依頼を受け、特別養護老人ホームへも出向く。

童謡や小学生時代を想い唱歌を歌う。

団塊の世代の一人としてが、ボランティア活動に携わると身となる。

「親が遺産を遺してくれて、ホントよかった。感謝している」

自分が失明したら、どのような生活が送れるのか、と考えてみた。

絶望を希望へ転換できるだろうか?

 

山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)

 

 


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