「私的な記述」 介護マンガ「ヘルプマン!」
漫画家のくさか里樹(りき)さんは、介護現場について、「自然に感動できる題材が満ちあふれているのです」と言う。
現場には心を打つエピソードが山のようにあるそうだ。
介護マンガ「ヘルプマン!」を描いて、「まず驚いたのは反響のすごさです。どれほど世の人々の大きな関心事であることを痛感しました」
しょせんはマンガ、されどマンガ。
子どもの世界の“軽薄なもの”と軽視されようと、マンガには意外と奥行きがあるものなのだ。
当方は、長男に介護職になることを勧めた手前、くさか里樹の肯定的な感性に救われた思いがした。
くさかさんほど、介護現場を肯定的にとらえている人が他にいるのだろうか、と思っている。
「介護の仕事は、歌手が歌で人の心を打ち、元気づけることに似ている」
歌手や舞台役者に近い存在を高く評価している。
「介護現場にあふれる、人の心の豊かさや素晴らしさ、介護がもたらす輝きや可能性を、もっと社会全体が評価してほしい」
人間が老いるそれは必然。
過去の経験、人生も豊かであるのに、心身をコントロールできなくなる。
知人の一人は、「厄介者です。何もできません」と自分を卑下していた。
部屋から玄関へ出るまで、5分くらいかかるのだ。
脳梗塞の後遺症は、果敢に挑戦したリハビリの壁を高く、厚くしていた。
現在、自宅を出て施設に居る身だ。
取手のスナック「エイト」で出会って、親しく言葉を交わすようになったが、57歳の時に脳梗塞となる。
前年、奥さんをがんで失って、酒の量が増えていた。
小さなレストランを経営していたが、店の売上金を従業員に持ち逃げされたことから店も閉店した。
暗いと思われた介護施設であるが、介護マンガ「ヘルプマン」は、「老い」の豊かさを前向きに描いている。
ユモアと自己肯定が大切!
山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)










コメント