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2010年8 月26日 (木曜日)

「私的な記述」 介護マンガ「ヘルプマン!」

Wa1 漫画家のくさか里樹(りき)さんは、介護現場について、「自然に感動できる題材が満ちあふれているのです」と言う。

現場には心を打つエピソードが山のようにあるそうだ。

介護マンガ「ヘルプマン!」を描いて、「まず驚いたのは反響のすごさです。どれほど世の人々の大きな関心事であることを痛感しました」

しょせんはマンガ、されどマンガ。

子どもの世界の“軽薄なもの”と軽視されようと、マンガには意外と奥行きがあるものなのだ。

当方は、長男に介護職になることを勧めた手前、くさか里樹の肯定的な感性に救われた思いがした。

くさかさんほど、介護現場を肯定的にとらえている人が他にいるのだろうか、と思っている。

「介護の仕事は、歌手が歌で人の心を打ち、元気づけることに似ている」

歌手や舞台役者に近い存在を高く評価している。

「介護現場にあふれる、人の心の豊かさや素晴らしさ、介護がもたらす輝きや可能性を、もっと社会全体が評価してほしい」

人間が老いるそれは必然。

過去の経験、人生も豊かであるのに、心身をコントロールできなくなる。

知人の一人は、「厄介者です。何もできません」と自分を卑下していた。

部屋から玄関へ出るまで、5分くらいかかるのだ。

脳梗塞の後遺症は、果敢に挑戦したリハビリの壁を高く、厚くしていた。

現在、自宅を出て施設に居る身だ。

取手のスナック「エイト」で出会って、親しく言葉を交わすようになったが、57歳の時に脳梗塞となる。

前年、奥さんをがんで失って、酒の量が増えていた。

小さなレストランを経営していたが、店の売上金を従業員に持ち逃げされたことから店も閉店した。

暗いと思われた介護施設であるが、介護マンガ「ヘルプマン」は、「老い」の豊かさを前向きに描いている。

ユモアと自己肯定が大切!

 

山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)


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