歯科保険医協 国民に開かれた党運営を民主党に望む
大阪府歯科保険医協会第9回理事会
民主党が国民からの請願に対し、紹介議員となることを自粛するよう求めていたことが報道された。
時事通信によると民主党役員会が決めた方針は①政府・与党の政策実行に寄与する請願以外は自粛②政務三役や常任委員長が紹介議員になることは原則禁止③野党主導の請願は自粛――などである。
これは憲法16条で定められた国民の請願権を制限するものであり、到底看過できない。
また、選挙時のマニフェストを絶対視し、政府・与党の政策と相容れない請願を排除することは、主権者国民の民意にたえず耳を傾け、政治に反映させるという民主主義のプロセスを否定するものである。
加えて、「国権の最高機関」、「唯一の立法機関」としての国会の権限と役割を否定するものと言わざるをえない。
鳩山首相は、初の所信表明演説で「大きな政府とか小さな政府とか申し上げるその前に、政治には弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない」、と語っている。
また、「今回の選挙の結果は、このような『もっとも大切なこと』をおろそかにし続けてきた政治と行政に対する痛烈な批判であり、私どもはその声に謙虚に耳を傾け、真摯に取り組まなければならないと、決意を新たにしております」と語っている。
今回の民主党役員会の決定は、首相であり党首である鳩山氏の政治姿勢を真っ向否定するものではないのか。
与党が国民の生活実態に目を向け、そこから生まれる要求に耳を傾け、それを受け止めて実現の努力を払ってこそ、国民の政治への信頼を取り戻し、国民参加型の新しい政治を実現できるのではないだろうか。
私たち大阪府歯科保険医協会は、国民医療を守り、発展を目指す歯科医師の団体として、国民の権利を制限する請願署名の紹介議員引き受けの自粛撤廃を求めるとともに、国民に開かれた民主党の党運営を強く望む。
2009年12月12日
大阪府歯科保険医協会第9回理事会
憲法第16条
何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。










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