政治家の「通信簿」をマスメディアは作成すべきでは?!
記者の視点
山本嗣信
衆議院選挙を振り返る。
東京10区と東京12区が象徴的であった。
10区は自民前議員で環境相、防衛相を務めた小池百合子さん(57)が、民主新人で、東大の特任准教授を務めたことがある江端貴子さん(49)に負けた。
前回の選挙で「刺客」であった小池さんが、小沢一郎さんが送り込んだ「刺客」に足を救われるという皮肉な結果となる。
そして、12区は自公政権の縮図。
公明党の代表である太田昭宏代表(63)は、小沢一郎の元私設秘書を務めた「小泉チルドレン」の参議院議員であった青木愛さん(44)に敗れた。
国民は前回の郵政民営化などの構造改革に賛同して自民党を圧勝させたが、それほど生活には直結せず、正確な選択をしたという実感が持てず、その後の自民公明連立政権に失望した。
政治に全くの素人だった女性たちが全国各地で大物議員たちを、政界引退にまで追い込んだ。
民主党の役割は、「官僚の手綱を握る」「霞が関の大掃除」「過去の膿を全部出す」「企業・団体献金の禁止の法制化」「税金の無駄遣いの排除」「天下り禁止」などが課題となっている。
自公連立政権では、できなかったことばかりである。
政治と官僚の永年のしがらみを、どこまれたち切れるのか?
しかし、現職として政界に戻ってきた元官僚の老練藤井裕久党最高顧問は、「官僚との協力が大切だ」と若手の動きにブレーキをかけるような発言もしているのが、気になるが・・・
いずれにしても、マニフェストが実現しなければ、民主党は1回きりの政権になるかもしれない。
どれもこれを、大風呂敷に映じるのである。
財源措置が曖昧で、絵空事に近い部分があることは否めない。
民意とは風であり、変わりやすい。
全体を見た時には、市民が厳正に判断した、と思われないのである。
政治家は、政策実現能力であり、当選は出発点に過ぎない。
国民のために、なにが「政治家個人」が実現できるのか、「検証力」が国民にも問われる。
政治家の「通信簿」をマスメディアは作成すべきである。










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