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2008年12 月 3日 (水曜日)

光触媒反応をもつ二酸化チタン(TiO2)をう蝕予防填塞材に添加

う蝕の予防材料開発への応用が明らかになる

光触媒反応をもつ二酸化チタン(TiO2)という物質をう蝕予防填塞材に添加することにより,う蝕の予防材料開発への応用研究が注目されている.

光機能材料研究所主催の第15回シンポジウムが122日,川崎市高津区坂戸のかながわサイエンスパークで開かれ,「TiO2 添加う蝕予防填塞材の抗菌効果」を,大阪歯科大学附属病院総合診療・診断科の永目真誠吾氏が発表した.

実験に用いたTiO2は石原産業製で,う蝕予防填塞材はクラレ社製.口腔内にTiO2を添加したう蝕予防填塞材を挿入した場合,その表面への細菌の付着は対照群と比較して極めて少なく,また,生存菌数も対照群より減少する場合がされた,とした.

以上のことから,光触媒反応をもつ二酸化チタン(TiO2)微粒子をう蝕予防填塞材に添加することにより,う蝕の予防材料開発への応用が明らかになったと考察を加えた.

(最近,世間で注目を集めている光触媒は,葉緑素のような有機色素ではなく二酸化チタン(TiO2)という物質であり,単に酸化チタンと呼ばれている.
 酸化チタンは,昔から白色ペンキや化粧品,あるいは食品添加剤(おもに白色顔料)として使われてきた.白色ペンキが長期間,太陽にさらされるとボロボロになる,チョーキングという現象を起こす.このチョーキング現象は,酸化チタンの光触媒作用(光酸化)によるものであり,その仕組みは40年以上も前から知られている.植物の光合成も一種の光触媒反応である).

 


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