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スタディーグループ紹介

2011年12 月 9日 (金曜日)

スタディーグループ紹介 「MACS研究会」

切磋琢磨して世界に向けて発信

磁性アタッチメントのインプラント臨床応用

 

 MACS研究会(www.macssystem.jp

発足:1995年

会員数:907人

会長:田中 譲治 さん

 千葉県柏市で開業している田中譲治会長は、インプラントにおける磁性アタッチメントの国内におけるパイオニア的な存在であり、MACS研究会を発足させた。

MACS研究会の今後の方向性や磁性アタッチメントのインプラント臨床応用などについて話を聞いた。

 

―MACS研究会の発足の経緯についてお聞きします。

どのようなスタディーグループですか?

田中会長

MACS研究会は1995年に発足し、磁性アタッチメントのインプラント臨床応用に興味をもった方が会員で、現在では、会員数は907人になります。

天然歯用の磁性アタッチメントが1992年に日本で発売が開始され、一時は大ブームになりました。

しかし、利用方法が確立されておらず無理な使い方をされたこともあり少し下火になっていました。

PIC_1202その後、インプラント応用にも注目されるようになり広く普及され、現在、磁性アタッチメントは再脚光を浴びています。

このように磁性アタッチメントの普及にあたってはいろいろな背景があるのですが、実は、発売された当時は国内においてインプラント用の磁性アタッチメントはなかったのです。

そこで、インプラント用専用磁性アタッチメントをメーカーとともに試行錯誤をしながら作っていました。それがMACS研究会(MACS:Magnetic Attachments of a Cap Shape)の発端なのです。

また、当時はまだまだ歯科治療は単に痛い歯を治すだけという考えがありましたので、歯科医療はQuality of life(生活の質)の向上を重要視した上で、口腔機能の回復と口腔の健康維持を担うものへと大きく変わるべきという考えのもと、MACSは「Modern, Academic and Creative Specialist」(近代的、学術的かつ想像力あるスペシャリスト)をも意味し、日本の歯科医療の向上に微力ながらも貢献できればと会を発足しました。

 ― MACS研究会の活動について

田中会長

当時はインプラント治療自体についても、一部では賛否の議論がありましたが、現在では、インプラント治療は予知性の高い、優れた治療法として広く認知されています。

その中で、私共では超高齢社会に向け少数のインプラントで優れた効果をもたらすインプラントの磁性アタッチメント応用の追求に努めています。

 現在は定例会のような活動はしていませんが、メールやFAXなどでの情報交換や郵便による情報提供をおこなっております。

また、MACS研究会とは別に磁性アタッチメントを中心としたインプラントオーバーデンチャー臨床応用セミナーも開催しています(問合せ:メディカルトラストTEL 042-589-4043)。

インプラント適応症を大幅に広げる磁性アタッチメントの利用に、多くの臨床家の方々に興味を示していただいております。

また、来年には「インプラント磁性アタッチメント学術大会(仮称)」の開催を企画しております。

会員を中心とした臨床応用の発表の場にするとともに、磁性アタッチメントをより普及させるための大会としたく思っておりますので、磁性アタッチメントにご興味のある方は是非とも参加して下されば幸いです。

 ―会員はどのような構成ですか?

田中会長

年齢層は幅広く、全国に会員がいます。

大半が開業医ですが、勤務医のほか歯科技工士もいます。

インプラントへの磁性アタッチメントの応用に興味ある方でしたらどなたでも入会できます。

(入会金、年会費は共にありません。www.macssystem.jp参照)

 ―マグネットデンチャーとは?

田中会長

バネで維持する従来の入れ歯と違って、磁石の磁力で吸着させる入れ歯です。

入れ歯にハイテク磁石を取り付け、支台にキーパーという磁石に吸着するパーツを取り付けます。

その吸着力で入れ歯を維持するため、よく噛める入れ歯になります。

市民向けに「入れ歯でアンチエイジング!注目のインプラント&マグネットデンチャー(磁石式入れ歯)」という本を現代書林より出版し、その中でも詳しく紹介したておりますが、バネを使わないので、みためによいだけでなく、歯にやさしく、取り扱いもとってもラクです。

 ―マグネットデンチャーで使用する磁石とは、どのようなものでしょうか?

田中会長

日本の最先端技術によって開発された、超小型で高性能な磁石が使用されております。大きさは米粒より小さく、中には800g以上の強力な吸引力を持つものもあります。

また、海外のマグネットは支台にもマグネットを使っているものが多く、そのために大きさも大きく、吸引力、耐久性が劣るものが多いのですが、日本で開発されたハイテク磁石はコンピュータで精密に設計された磁気回路と、最新のマイクロレーザーを使用することにより強い吸引力だけでなく、優れた安全性と耐久性を持つハイテク磁石です。

 ―マグネットデンチャーの利点はどんな事がありますか?

田中会長

磁石は優れた吸着力を持っていますが、歯に悪い横からの無理な力がかかると自然と逃げてくれるので、歯根にとてもやさしいです。

また、みために悪いバネがありませんから自然で若々しい口元になります。

これはマグネットデンチャーの優れたアンチエイジング効果の一つです。

そして「支台の保護(優しさ)」「審美補綴(美しさ)」「義歯のバリアフリー(使いやすさ)」の大きく3つの利点があげられます。

 バネがないので残っている歯には負担がかからず、そして、入れ歯の取り付けや取り外しがラクで、シンプルな形で入れ歯の手入れも簡単です。

手の不自由な方や高齢者の方々や介護者の方にも喜ばれる、人にやさしい入れ歯で、ユニバーサルデザインを重視した設計であるユニバーサルサポートに最適な入れ歯とも考えております。

 ―歯が1本も無い人にはどのような治療法が有るのですか?

田中会長

従来のマグネットデンチャーでは歯根も含めて歯が1本も無い人には対応できませんでした。

そこで天然歯の変わりにインプラントを土台にし、マグネットデンチャーとしたものが「インプラント・マグネットデンチャー」です。

これは総入れ歯だけでなく部分入れ歯にも応用することで審美性に優れ、残っている歯に負担をかけないという効果をもたらします。

 ―インプラント・マグネットデンチャーの利点は?

田中会長

「埋入方向および位置に制限が少ない」「天然歯との併用が容易」「咬合支持の改善への応用が簡便」など優れた利点が挙げられ、少数のインプラントで高い効果を得ることができます。

そして、多数欠損へのインプラント応用も容易になるためインプラント臨床の適応症を大幅に広げることができます。

超高齢化社会を向かえ、QOLの向上という意味を含め、まさに時代のニーズに即した治療方法の一つと言えるでしょう。

 ―今後の目標について

田中会長

超高齢社会を迎えて、2025年には3人に1人が65歳以上になるとまでいわれております。

このような背景の中、QOLを向上させ健康長寿を延ばすためにも口腔の健康の重要性が再認識されてきております。

そして、欠損のある患者にとっては、残存歯の保全にも有用で咀嚼改善に優れるインプラントは優れた治療といえます。

しかし、多数歯欠損においては、外科的侵襲や経済面から多数のインプラントは高齢者にとって躊躇することも臨床上多くみられます。

その点インプラント・マグネットデンチャーは、少数のインプラントで高い効果があるため注目され広く普及してきております。

MACS研究会としても今後もこのような優れたインプラント・マグネットデンチャーをより追求していきたく思います。

そして、超高齢化が他に類をみないほど急速に進んでいるわが国において、インプラント・マグネットデンチャーが正しく普及し健康長寿にも寄与し、ひいては世界に向けて発信できるようなプロトコルを確立させることに貢献できればと思っております。


2011年11 月22日 (火曜日)

スタディーグループ紹介 日本免疫療法研究会(下)

自然治癒に導くドックズベストセメント

 

BSテレビ「スーパードクター」で紹介 される

 

 

小峰歯科医院を訪問し、小峰一雄さんからスタディーグループについて聞いた。
3月に放映されたTBSテレビ「スーパードクター」で紹介され、話題となった歯髄保存療法 ・ドックズベストセメント(Doc's Best Cements)についても聞いた。

 (小峰歯科医院:埼玉県比企郡ときがわ町玉川 東武東上線武蔵嵐山駅)

 

(パソコンで症例について説明)
小峰
この患者さんはこのように虫歯で穴顎関節症が大きく開いています。
プラークなどがいっぱいありまして、これをきれいにする方法が特殊な方法です。
一般的に超音波で洗浄したり、ガリガリと削りきれいにしますが、そうするとダメなのです。
ある液体を付けるとプラークがきれいに取れます。
まったく無刺激で汚れをとります。
すると露髄し、神経が出ているのでこれはダメだと考えるのですが、待てよとこれを探針で確認すると硬いのです。
いったん露髄したのですが、自然に治っているのです。
― 虫歯が自然治癒するのですか?
小峰
PIC_1276そうです。
虫歯は自然治癒します。
そこでエアーをかけるとしみるので、まともに神経が来ているのです。
歯髄炎で来院した患者さんは、程度の差はありますが、基本的には抜髄しません。
虫歯の原因は右図の三つの輪で表されるように三つのファクター(要因)から発生します。

・宿主要因:歯の質3circle[1]
・寄生要因:ばい菌
・食物要因:糖類
この三つの要素が重なり合った真ん中の三角部分が虫歯をつくる原因です。
これを学生時代に教わりました。
ところが、東京医科歯科大学歯学部のある先生が、糖類を全く取って、虫歯を作りました。
これは動物実験ですが、論文に書きました。
それは歴史的なすごい実験結果でしたが、三つの輪を覆すことはタブーです。
このために破門をされてしまいました。
その先生を知っていたので論文をいただきました。
ネズミでの動物実験でしたが、ネズミにバンバンとストレスを与えました。
その結果、糖類がなくても虫歯ができました。
ラルフ・スタインマン博士(今年 ノーベル賞を死後に贈られた)は、歯髄から象牙細管、あるいはエナメル小柱間に液体が流れていることを調べて明らかにしたのです。
ですから私も経験しているのですが、C1くらいのほんのちょっとした虫歯を削ると「痛い」と患者さんは訴えます。
「ごめん、ごめん」と誤りながら、痛くないようにして詰めたり、麻酔をして詰めます。
とことが、翌日になると歯髄炎を起こしています。
そんなことはあり得ないのです。
そのころ先輩に「C1くらいでなぜ歯髄炎をおこすのだろうか?」と聞いたのですが、先輩は「タービンで歯を削るときに注水が足りないので、歯髄が熱変性を起こしたのだ。熱で歯髄がやられてたんだよ」と言っていました。
そうではないのです。
私は注水には気をつかっていましたから、そんなはずはないと考えていました。
実は痛い刺激によって、逆流するため小さなカリエスでも、そこにいた菌は象牙細管の中に入ってしまいます。
例えば歯根部にも象牙細管、エナメル小柱間に液体が流れいますから、歯周病菌が入っていきます。
しかし、免疫で菌をやっつけてくれるので、有髄して歯周病になりにくいのです。
ところが神経がなくなると免疫作用はないので歯周病菌はどんどん中に入っていきます。
来院したモデルさんが泣いていました。
数100万円かけて治した歯の歯肉が全部下がってしまい、「境が見えてしまって、どうにかなりませんか」と訴えるのです。
数100万円の治療ですからね、そのモデルさんは一生もの治療をしてもらったと思っていたのです。
抜髄したら歯は大体10年でダメですね。
歯は破折もしやすくなります。
ですから歯科は、それを根本的に変えなければなりません。
― 抜髄をすると、10年で歯はダメになるのですか?
そのように考えている歯科医師は少ないですね。
小峰
これまでセミナーを開いてきましたので、いくらか認識する歯科医師は
増えてきていました。

(予防拡大のために大きく窩洞形成して詰めるが、何年かすると二次カリエスとなる)
小峰さんはこのあと、放映されたテレビの特別番組「スパードクター」をパソコンに映し出し、説明した。
「薬で治す痛くない虫歯治療」
― これが歯科のスーパードクター ―
患者側の声
「お薬(ドックスベストセメント)を付け1年放っておくだけで、虫歯が治ることは思っていなかったので・・・」
埼玉県比企郡ときがわ町玉川 こんの山間の町にも最先端の虫歯治療をするドクターがいます。
小峰歯科医院院長小峰一雄先生が4年前に始めた治療法とは?
「とにかく、歯を削らない、きれいにして、最後に詰めて終わりと・・・」
その名をドックスベストセメント。
虫歯を溶かすカリソルブと違って、かなり進んだ虫歯でも治療できるのが特徴だと言います。
「今でも折れそう、こんな深い虫歯を、どうやって治すのでしょうか?」
「この薬は、アメリカで開発されたこちらの三つの薬」
「この粉末状のものが、主役のドックスベストセメント。殺菌成分と歯に必要なミネラルを含んでいるそうです」
「まず、歯を刺激から守る薬とよく混ぜ合わせて、液体状にします。そして、ピンの先に少しだけ付けて虫歯の部分に満遍なく塗りつけていきます。すると、セメントの成分が歯の中に浸透、内部に入ったり、虫歯菌を殺菌してしまうのです」
「続いて使うのが、この二つ。やはりドックスベストセメントと混ぜ、今度はペースト状になるまでよ練り込んでいきます。まさにセメントそのもの。これを菌を取り除いた歯の上から塗り付けます。すると、虫歯の部分にミネラル成分ができ、健康な歯に戻るのです」
「あとは、セメントを塗った部分を保護するため、詰め物をし、形を整えるだけ。この間わずか15分。治療は終了です」
「神経を取らずに、もって生まれた歯を長持ちさせる。小峰先生が取り入れたこの治療法、今では全国に広がり始めています」
以上がテレビの概要であった。

 


 


2011年11 月21日 (月曜日)

スタディーグループ紹介 日本免疫療法研究会(中)

高血圧薬と歯周病の関係は明らか

 

抜髄をした歯は歯周病になる

 

なる小峰歯科医院を訪問し、小峰一雄さんからスタディーグループについて聞いた。
3月に放映されたTBSテレビ「スーパードクター」で紹介され、話題となった歯髄保存療法 ・ドックズベストセメント(Doc's Best Cements)についても聞いた。

 (小峰歯科医院:埼玉県比企郡ときがわ町玉川 東武東上線武蔵嵐山駅)

 

小峰

昨日も、がんの患者さんが2人来ましたが、末期がんであるためほとんどカウンセリングです。

実際に日本で有名ながん治療の先生に直に電話をして、「どうしたらいのですか? だいじょうですか」と聞き、こちらでサプリメントを紹介しています。

そのような患者さんばかりです。

例えば皮膚病の患者さんで、埼玉医科大学はじめ防衛医科大学などどこへ行っても治らなくて、金属アレルギーではないかと、ことちら来たので、毛髪検査をしたところ水銀がたくさん出てきました。

そこでサプリメントを塗布したらきれいに治りました。

― 水銀中毒ですか? それが治ったのですね。

小峰

そうです。

いつもの夏は手袋をしていたのですが、今年の夏は治ったので手袋がいらなくなりました。

皮膚がすごくきれいになりました。

アマルガムの水銀が皮膚病の危険信号となり、歯科的処置で治ったのです。

また、数年前のことですが、どうしても、歯周病が治らないので東京・銀座で開業している歯周病専門の先生から「診てほしい」と紹介されました。

そこで1週間の食生活について全部調べました。PIC_1280

するとその患者さんは昼も夜もない生活をしていました。

夜中に食べていたので、「それはもう無理ので、2週間でいいので普通の食生活を、そのままやってください」と言って実践させたら、すごく歯周病がよくなりました。

奥さんとも相談し、「このままの生活を続けていると命も危ない」と説得し、今までの仕事を辞めて、独立をしてそれから調子がすごく良くなりました。

そのような患者さんばかりです。

― 患者さんは、全国から来るのですか?

小峰

テレビの特別番組「スーパードクター」に出てから、患者さんは全国的になりました。

昨日は山梨県から患者さんが来ました。

初めは一人できたのですが、ご両親を一緒に来ました。

沖縄から北海道まで患者さんは全国から着ていますが、その前も日本人ですが、海外からも患者さんは来ていました。

― 治療方針の転機になったことは?

小峰

現在、ほとんど保存療法です。

歯を抜いたり、削ったり全くしないやり方です。

最初のきっかけですが、自分が開業して治療をしたその患者さんの

歯がダメになり、もう一回治療をやり直すことくらい惨めなことはありません。

それがものすごく嫌であったのですね。

元々食事の研究で博士号を取りましたので、20年からい患者さんの食生活を調べています。

虫歯の患者さんとそうでない患者さんは違います。

歯周病の患者さんとそうではい患者さは違います。

高血圧の患者さんとそうでない患者さんは違います。

患者さんが記入したアンケート用紙を見ただけで分かります。

我々は歯科以外の治療行為はできません。

しかし、食指導はできます。

その結果、高血圧の薬を全く飲まなくても、血圧が下がります。

最初のきっかけですが、歯周病の患者さんについて色々調べたのです。

すると、高血圧の薬を飲んでいる人に、圧倒的に歯周病が多かったことが分かりました。

― 薬と歯周病の関係は明らかなのですね。

小峰

高血圧を下げる薬と向精神薬、うつ病の治療薬、睡眠薬、ステロイド剤、これらの薬剤で

す。

副作用を見ると唾液の分泌が悪くなります。

このために歯周病が悪くなるのです。

私は最初に患者さんにこんな薬を飲んではダメだと注意をします。

― とことで、高血圧を下げる薬などを飲むのを止めて大丈夫なのでしょうか?

小峰

動脈硬化を測定する器械がありますので、検査をしています。

ストレス性の高血圧が圧倒的に多いのです。

動脈硬化の患者さんはそれを治してしまえばいいのです。

― 治すことができるのですか?

小峰

高血圧は食生活で、完全に治ります。

アンケート用紙に食生活について、全部記入してもらうので、高血圧の原因も分かります。

食べる時間帯も患者さんはそれぞれ違います。

― 食指導で、どれくらいで効果がでるのですか?

小峰

2週間で効果は出てきます。

食事指導の難しさは強要していてしまうことです。

とりあえず、2週間体験してもらうことです。

すると、がらりと体調が変わるので、本人が分かります。

体調の変化を患者さに自覚させることです。

そのような食指導をもう20年もやっています。

私自身、元は80㌔以上体重がありました。

約20㌔減量できましたが、今は68㌔に戻っています。

― 今後の課題について

小峰

スーパードクターのテレビで、訴えたことですが、歯科医師はもう歯を削らないことです。

このような話があります。

2人の姉妹のことですが、1人の患者さんは、小さいころに虫歯の治療を受けて、痛い思いをしたために、生涯歯科医院へ行かないことにしました。

もう1人の方は、ずうっと真面目に歯科医院へ通っていましたので、もう手を付けるところがないのです。

それなのに歯は安泰ではないのです。

も1人の方は何十年ぶりに歯科医院に来ました。

ところが、虫歯も自然に治っていました。

歯科医院へ行かない方が、歯は長持ちします。

後進の人たちが歯科医師になってよかった、と思える歯科界にならなければならないのです。

抜髄をした歯は全部歯周病になります。

また、日本の歯科大学・歯学部には虫歯学という学問はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2011年11 月20日 (日曜日)

スタディーグループ紹介 日本免疫療法研究会(上)

大病を起こす前に歯科の病気を起こします

 

歯科領域だけでなく、全身健康管理情報のデータ管理

 

小峰歯科医院を訪問し、小峰一雄さんからスタディーグループについて聞いた。
3月に放映されたTBSテレビ「スーパードクター」で紹介され、話題となった歯髄保存療法 ・ドックズベストセメント(Doc's Best Cements)についても聞いた。

 (小峰歯科医院:埼玉県比企郡ときがわ町玉川 東武東上線武蔵嵐山駅)

まず、以下の基本方針で歯科診療に携わっていた。
●ポイント
最も大切な事は
歯を治療をしないこと
削らないこと
抜かないこと
すなわち予防することです。
Key Wordsは上記の3つです。
人間は自然治癒能力があるので
その能力を高めることが
大事です。
むし歯も例外ではないのです。

 
― スタディーグループ発足の経緯について
PIC_1275小峰 一雄さん
私が初めに作った日本免疫療法研究会は、どちらかと言うとアットホーム的なファミリータイプで、歯科医師の仲間たちと家族的なグループで勉強をする会とのスタンスでスターとしました。
人が段々と集まってきて、みんなが会長となり持ち回りでやろうということにしたのです。
― それは何年前ですか?
小峰
7、8年前のことです。
それで、あっと言う間に、参加者は100名を超えたのですが、メンバーたちから小峰先生が、この会の顔なのだからトップにいるべきだという声を聞きました。
それと同時に、私は元々免疫をやってきたのですが、そうではなく普段健康な人と有病者、本当の病気の人との間見に未病者層があります。
まさしく未病者層が、実は歯科の患者さんなのです。
その患者さんを本当に病気にしてしまうのか、あるいは健康にするかが、我々歯科の役割なのです。
ある時、歯科の専門雑誌・デンタルダイヤモンドの座談会に出席した内科の先生が、「歯医者さんも我々内科医も同じ基礎医学を勉強しているはずだ。であるので歯医者さんとしてもっとできることがあるはずだ。それをちゃんとやっていただければ、本当に国民に貢献できる歯科としての仕事ができる。しかも、医療費抑制のためにもなる。これほど歯医者さんが尊敬されることはないのではないか」という言う話を内科の先生がされました。
「まさしく、私もそのとおりだと考えている」と私も述べたのですが、意気投合した内科の先生から、「是非、小峰先生のお仲間に入れてほしい」と頼まれました。
実際に未病の中学1年生の患者さんが来院されたのですが、虫歯の数がすごく多いのです。
これはちょっとおかしなと思ったので、この器械を使って全身の健康状態を全部調べました。
その結果、明らかになったのですが、血管年齢が25歳、そのほかのデータも非常に悪いので、とても中学1年生とは思われない。
その前に来た患者さんが、22歳で歯周病の最大ポケットが9㍉もあって、かなりの重症でした。
そ時は忙しかったので、器械で調べられなかったのですが、その患者さんの母親に聞いたら、毎日、1㍑のファンタを3本も飲んでいました。
中学1年生の患者さんもコーラを1日、2、3㍑飲んでいたのです。
現在、通院している患者さんの病歴を色々採ると30代で脳梗塞や心筋梗塞を起こしている患者さんが結構います。
そのような患者さんはみんな歯周病がひどいのです。
22歳の患者さんは、器械で調べると血管年齢は50歳でした。
わたしが、「コーラやファンタをこんなに飲んだら死んじゃう」と脅かして改善させました。
現在、患者さは予約をしても通院できるのは3か月待ちです。
― ところでこの検査器械は何でしょうか?
小峰
「すかいてん」という器械ですが、5分で全身の健康診断ができます。

― この器械は医科で使用されているのですね。PIC_1279
小峰
診療所、病院で使われています。
血管年齢も分かり、がんも見つかります。
― 何時ごろ販売された器械ですか?

(小峰さんの背後にある器械が「すかいてん」)
小峰
去年ごろですが、この前の機種はずっと前からあります。
― 値段は?
小峰
定価で1000万円します。
話は戻りますが、22歳の患者さんは1か月後、ファンタを飲むのをやめたのですが、まだ心臓の冠動脈硬化を起こしていますので、とても40代まで生きられないと思います。
多分30歳を過ぎたころ亡くなってしまうでしょうね。
― 手術をしてもダメですか?
小峰
そういう問題ではありません。
大病を起こす前に歯科の病気を起こしますよということです。
ですから、アメリカ人はすごく歯を大切にするのです。

 

 

 

 

 


 


2011年10 月26日 (水曜日)

スタディーグループ紹介 「杉並臨床研究会」

歯科臨床の本筋を行く
 

基本である歯科補綴臨床を勉強する

 

杉並臨床研究会の会長の細見 洋泰さんに東京・杉並区上井草の歯科医院で聞いた。

細見さんは、 東京医科歯科大学歯学部病院義歯外来客員臨床教授でもあり、同会は歯科補綴を中心に勉強をしていた。

歯科臨床の本道(本筋)を行くという気概が感じられた。

PIC_0874― 杉並臨床研究会ができて何年ですか?


細見
もうできてから30年はたちます。
― スタディーグループを発足させた経緯について
細見
東京医科歯科大学歯学部の同窓生が集まり、何らかの形で現在の歯科を勉強しようと話し合いました。
― 当初は何名くらいでスタートしたのですか?
細見
12、3名ではじめたのですが、現在でも20名前後でありそれほどメンバーは増えていますん。
― メンバー構成は?
細見
9割が東京医科歯科大学歯学部の杉並区の同窓生であり、残りが地元の杉並区で開業している歯科医師たちです。
― 会長は何代目ですか?
細見
私は始めから現在まで会長を務めています。
― 杉並臨床研究会の特長は?
細見
歯科補綴学が歯科臨床の基本ですから、補綴臨床をメインに勉強をしています。
『歯科の基本とは何か』が会の骨子にあります。
だから、現在のインプラントを含め、流行り廃りの歯科臨床はあまり好ましくないと考えています。
― それはどのようなことですか?
細見
要は歯科学というのは、咬合学が寄与するとこと大きいのです。
どういう流行りの技術、歯科器材を用いようとも、あくまで咬合学が成り立っていなければ臨床は成功はしません。
また、歯科というのは、口の中で咬み合わせるための力学の調和点が基本にあります。
それは咬合学ということです。
この考え方から、新しいものに特化した臨床研究をしたり、古いものだけに固執するものでもありません。
どのようにして、歯科臨床の本筋を行くかということです。
― 会員の姿勢は、そのような考え方に貫かれているのですね。
細見 
そうです。いやらしい言い方をすれば、歯科治療でお金儲けをするというような考え方は一切ありません。
歯科治療は金額で、どうのこうのではなく、やはり病気をもった人間、あるいは障害をもった人間に対して、どのようにすれば正常な咀嚼機能を回復できるか、それを骨子として集まって臨床研究をし発表してきました。
― 会員の年齢構成は?
細見
年齢構成は高い方で、30代の歯科医師が来ることは稀です。
会員は40代から70代です。
ほとんどが地元の開業医であり、勤務医はいません。
― 外部から講師を招くこともありますか?
細見
招くこともありますが、私が東京医科歯科大学歯学部の客員臨床教授をしていますので、大学からセレクトして講師を招いています。
あくまでメインは、自分たちの臨床を発表するための研究会です。
― 会の開催日程について
細見
初めのころは年6回定期的に開いてきましたが、このようなご時勢であり、お年を召さた高齢の方もおりますので、多くて6回、学会のようの春、秋の最低でも年2回は集まりたいとやっていますが、最低3、4回です。

 ― 課題について

細見

あくまで、歯科の本筋を追求することです。

 

 

 

 

 

 

 


 


2011年10 月17日 (月曜日)

スタディーグループ紹介 「OZの会」

実力をつけ活躍している歯科医師を輩出 

 

“誰でも気楽に参加できます”

 

会長の塩路昌吾さんにスタディーグループについて聞いたが、塩路さんは、東京・渋谷区恵比寿南で開業しているが、出身は九州歯科大学であった。

同大学の出身者で関東で開業し、活躍している歯科医師たちについて、話題にしたあと、「OZ(オズ)の会の発足は昭和62年10月、新橋の林歯科商会(現存していない)の古びたビルの一室でした」と述べた。

― どのような経緯で発足したのですか?

塩路 

PIC_0854当時、横浜歯科臨床座談会はじめ、火曜会、ゼロの会などがあり、私たちも何か勉強会を作ろうか、話し合いました。

当時、東京・六本木で矯正の2年コースがあり、私は5年間、矯正コースのアシスタントをしてたのです。

矯正の2年コースを受講した若い先生たち9名や同級生たちなど(高木俊久・森文彦・相田能輝・山田正一・工藤登三和・工藤有子・井上健司・佐々木高憲・塩路昌吾)が集まり、歯科全般を偏りなく幅広く勉強しようということで結成し、月1回開催していました。

初めは会員の発表だけをしていたのですが、その後外部から講師を招くことになりました。

―珍しい会名ですが、会名の由来について

塩路

会の名前をどうしようかと考えましたが、人の真似はしたくはなので、「OZの会」としました。

この名称は、「OZ(オズ)の魔法使い」から命名したものです。

少女ドロシー・ゲイルは「虹の彼方のどこかによりよい場所がある」と夢見ていたのですが、旅の途中で彼女は知恵がない案山子、臆病なライオン、心を持たないブリキ男に出会います。

それぞれが心、勇気、頭脳を求めて旅をしたのですが、難辛苦の末、目的地点に着いた時には、それらの求めていたものが備わっていたという「OZの魔法使い」の物語に感銘を受けたのです。

―発足後の会の経緯について

塩路

10人前後でスタートし、当初は東京新橋にあった林歯科商会の2階にあった会議室を借りていましたが、現在は、渋谷区歯科医師会の会館会議室を使用しています。

「OZの会」はこれまでにさまざまな変遷をしてきましたが、発足から20年が経過しました。

結成当時はすべて会員の発表だけで、自由発表であったり、テーマを決めての討論であったりしましたが、EBMを知った上のこともなく、何となく知識を吸収しようとしていたことが多く、口腔内写真もやっとのことで揃える状態であったため、すぐに行き詰ってしまいました。

その当時の大変な思い出の1つに、発表者と私とお世話いただいた業者の3人しか集まらず、寂しい思いをしたこともありました。

それでも、年1回開催の総会では著名な先生をお招きし、ご講演を聴いたり、スタッフミーティングの会をもつなど、仲良くやっておりました。

その後、私自身が昭和49年からインプラントに熱中していたこともあり、10年ほど前からサイナスリフトのライブサージェリーを中心としたコースを持ち、受講生を会員としたため、現在では300名以上になっています。

これまでに優秀で、努力され、実力をつけ活躍されている先生を輩出しました。

覚本嘉美先生(JMM)、田中譲治先生(マグネット)、高松和広先生(プラトン)、富永正志先生(顎関節)、柏原今毅先生(オステオトームテクニック)のほか、何名かの先生が知られるようになりました。

― 会の特徴は?

塩路

会は月1回の日曜日に開いていますが、年会費はとっていません。

毎月の会は、FAXで会員には通知しており、渋谷区歯科医師会の会報にも掲載をしてもらっているので、誰でも気楽に参加できます。

毎回、出席した方から3000円いただいています。

今後は、参加者がすくなくなると講師への謝礼で赤字になるかもしれません。

巻頭の挨拶のあとで、「OZの会」ではさまざまな情報を得るために、最初に歯科業者による製品説明の時間も30分あります。

次に会員の発表(特に診査、診断、その治療計画を確実にした、できれば経過のある症例の発表をお願いしています)とし、その後はディスカッショで盛り上がっています。

最後に外来講師による特別講演となります。

各分野の先生によるご講演は知識、手技やスキルの習得に及びます。

 ―今後の課題について

塩路

 最近、特に感じることは学問、技術は一時も滞ることなく、絶えず進歩、変化してるということです。

油断しようものなら、この歯科界から取り残されそうです。

 ただ単に目を見張るだけでなく、客観的にも評価できる会でありたいと思っています。

最終的には、インプラントが失われた歯牙に代わる強力な「機能」と「審美」を再生させる治療として認められ、一般的な選択肢として求められるような時代であっても、1本の天然歯の大切さを常に念頭に置く会に、また患者さんのための治療を、コミュニケーションを大事にする会にしたいと思っています

 

会長 : 塩路 昌吾

東京都渋谷区恵比寿「ユニオン歯科医院」

1966年 九州歯科大学 卒業

1973年 東京都渋谷区恵比寿にて開業

現在に至る

 

日本口腔メディカルプラント学会 認定医・指導医

アメリカインプラント学会 認定医

ICOI ディブロメイト

 

 

 


2011年10 月 3日 (月曜日)

スタディーグループ紹介 「横浜歯科臨床座談会」

 「我が国の歯科界で最古のスタディーグループ」

 

“食事指導をやれば、歯科に広がりがある” 

 

丸森英史代表に聞く

スタディーグループ紹介

横浜歯科臨床座談会

丸森英史代表に聞く

「歯科界で最古のスタディーグループ」

 

発足 昭和14年

会員数 100人

初代会長   榊原勇吉

2代目会長 榊原悠紀田郎

3代目会長 丸森賢二

4代目会長 武居秀昭

5代目会長 今村嘉男

現会長   丸森英史

 

昭和14年に発足した横浜歯科臨床座談会は平成23年7月の例会で621回を数えた。

我が国で最も古いスタディーと思われる。

代表の丸森英史さん(丸森歯科医院・横浜市中区住吉町)に取材した。

― スタディーとしては、一番古いのですね?

PIC_0794 丸森 そのようですね。

横浜歯科臨床座談会は昭和14年以前からあったのですが、どこかで線引きをすべきだと昭創始者の榊原勇吉さんがそのへん(昭和14年)でいいたろうと言ったので昭和14年を発足年としたそうです。

― 横浜歯科臨床座談会の設立の経緯について

丸森 一番初めは歯科器材などの勉強会で、歯科材料や器材の使い方をきちんと学ぼうと歯科業者(メーカー)から話を聞き、試したりしていました。

それからしばらくして、歯科大学の先生を呼んで色々な歯科医療についてのデモンストレーションをしていただきました。

関根永滋先生(東京歯科大学教授、東京歯大学長:1908-1976)は東京歯科大学の歯科保存学を創設された方ですが、榊原勇吉先生の診療所で関根先生から臨床実習を受けました。

さすがの関根先生も治療を人に見せることは、それまではなかったので、緊張されていたみたいです。

― その後の経緯について

丸森 榊原勇吉先生の御子息の榊原悠紀田郎先生(元愛知学院歯学部教授、平成20年6月10日に逝去)が2代目代表となり、私の父丸森賢二(昭和41年代表に)が3代目代表、武居秀昭先生、今村嘉男先生と受け継がれ、そして、平成2年から私が(丸森英史)が代表を務めています。

― 会の目的について

丸森 会の目的は「自分の臨床を向上させる」ことです。

そのために会員が症例報告し、真摯にディスカッションすることが活動の柱になっています。

特異な症例報告だけでなく、日々の臨床観察や工夫、臨床での問題発見、経過報告が求められます。

― 会員数は

丸森 100名ほどです。

歯科医師、勤務医を含め、歯科衛生士、歯科技工士も含まれています。

門戸を開放していますので、格別入会資格もありませんので、推薦人もいらずどなたでも会に参加できます。

興味ある方は、どうぞいらしてください。

唯一の会員資格は会費を払っていただくことです。

― 会の特徴は

丸森 会の目的と同じで、「自分の臨床を向上させる」ことで、基本的にはためになる人の話を聞きに来るより、自分の症例を発表することです。PIC_0790

実質的に勉強したい人が来るので、歯科衛生士さんも、自分の指導例を発表して、みんなの意見を聞く。

発表のためにまとめることも大変だし、人の意見を聞いて自分の欠点も見えてくる。

自分でいいと思っていたことが、人からは否定されることもあります。

あるいは、自分が気付かなかったことに気付き、自分の臨床のステップアップ・レベルアップとなります。

つまり発表をした人が一番、得をする会。

それが会の主旨です。

発表には、1人約40分発表し、あとの20分でディスカッションをして、全体で約1時間程度行います。

― どのような発表が多いですか?

丸森 一番多いのはエンドの症例ですね。

あとは補綴関係です。

その他にも、ペリオの発表では歯科衛生士さんも発表します。ただし衛生士さんが関係しますから、むし歯予防研究会でやっている事も多いです。

また、歯科医師と歯科衛生士が一緒に発表する場合もあります。

歯科医師は今、元気がないので、むし歯予防研究会の方が今は隆盛だったりします。

しかし、横浜臨床座談会では、歯科医師は忙しいと言って、症例を出す数が減ってきています。

例会は水曜日の午後6時から9時まですが、午後6時に例会に来るためには、5時ごろ家をでなければなりません。

歯科衛生士さんと歯科診療所を5時に出るためには、歯科診療を4時に終わりにしなければなりません。

今、世間は午後6時から患者さんが来るというパターンが多くなっていますので、月1回の例会ですが、出席が難しい先生も多くなっています。

ですので私どものスタディーグループでは「例会を何回欠席したら除名」というのは無く参加出切る時に来て頂くというスタイルで行っております。

例会は毎月、第2水曜日がむし歯予防研究会、第3水曜日が横浜歯科臨床座談会です。

― 分科会があるのですが、どのような会ですか?

丸森 今、一番分科で活気があるのは、食事指導勉強会です。

20年以上開いてきましたが、2011年5月で100回となりました。

初めは私たち自身も半信半疑だったのですが、食事と歯肉のかかわりも、多くの症例を経験することで今では確信をもって「食事が変われば歯肉が変わる」と発表できるまでになりました。

― 食事指導勉強会には、どのような経緯があるのですか?

丸森 私の父の丸森賢二が、「むし歯予防は歯ブラシだけではない。育児に根ざしたむし歯予防にスタートがある。」と指摘し実践してきました。

3歳までに甘いもの漬けにしなければ、あとの口腔管理は本当に楽だ。その中で上手にブラッシングをすれば、歯でそんなに苦労はしないはずだと指摘をしていました。

ところが、親が子どもたちをみんな甘いもの漬けにしてしまっている。

むし歯は、結局、食事の問題が一番大きいのです。

食生活をちょっと踏み外して、甘いものばかり取っていると色々な問題を引き起こしてしまいます。

最近になってやっとその関係性が広く認められるようになってきました。

むし歯予防研究会では、30年ほど前から、むし歯ができる子は、家庭生活(食事内容)に問題があるので、そこを是正しなければならない、と提唱してきました。

むし歯予防だけではなく、歯周病についても同じであり、食生活の習慣に起因しています。

これは子どもの歯周病ばかりではなく、大人の歯周病にも対応できる問題です。

甘くて、脂っこいものは美味しいので、多くの人は好んで食べています。

そのために歯垢が溜まりやすくなります。

食事指導勉強会は100例会を記念して、その成果や臨床上のノウハウを来年、2月発表します。

500名くらい入るホールを借りて開催します。

http://www.shokuji-shido.com/

― 今度の課題は?

丸森 食事指導に尽きます。

歯科界が生きる道は、これしかないと思っています。

食事指導をやれば、歯科に広がりがあると思っています。

歯科疾患は生活習慣病です。

ストレスの解消、運動療法もありますが、食習慣の改善が基本だと思います。

歯科医師と歯科衛生士と連携して、食事指導の価値を如何に患者さんに伝えていくかです。

具体的なノウハウをみんなで共有していくことです。

色々な人たち食事指導の価値共有をしていけば、色々な知恵や技術も生まれてくると思います。

そしてこれは歯だけの問題ではなく体全体の問題になってくるんですね。

そして内臓疾患の有る方なども体の内部に異変が出てくる前に歯肉に現れてきます。

そう言った点も含め指導していきたいと思います。

― 歯科界全体の底上げですね

丸森 そうです。

歯科の未来がここにあります。

限りない深い広いがりを感じています。

つまり、歯科医療の重要性を食事指導で訴えることができると確信しています。