こんにちは。本日8月25日は53年前に世界初のインスタントラーメン
「チキンラーメン」が発売された日です。
50年以上続き変わらず愛され続ける。
凄いことですね。
このメルマガも第7回目となりました。
50年とは言わないですが、少しでもながく皆様のお役に立つ情報をお伝えしたいと思っております。
今回は前回の続きからなのですが、最後にこんなご質問をさせていただいておりました。
もしラーメン屋を開くとしたら、以下の3つのポイントの何から決めていきますか?
回答1:味回答2:値段回答3:場所
さて先生はどういった順番になりましたでしょうか?
一番経営者として理想的な答えは
値段>場所>味
の順番です。
ただしこれはあくまでも一般的な答えですので、もちろん味を最初に決めて
成功するラーメン屋さんもいらっしゃると思います。
ただ、味を最初に決めてしまい失敗する方が多いのも、また事実です。
ではなぜこの順番が良いのかご説明していきますね。
皆さんがラーメン屋を開くとしたら一杯幾らで、ラーメンを出しますか?
この質問にすぐ答える事が出来、その理由もしっかり言える人がいたら、
立派な経営者になれると思います。
ほとんどの方は、「周りのラーメン屋の値段と比べて・・・」とか
「なんとなく」っていう感じだと思います。
ではそもそも値段を決めるとはどういうことなのか?
値段を決めるという事はお店のコンセプトを決めるという事に直結してきます
一杯幾らでラーメンを出すのか?
それを決める為にはどのようなお客さんを呼び込みたいのかが
決まっていないと決められないですよね。
高級路線のラーメン屋で行くのか?
ファミリー向けのお店なのか?
はたまた学生を中心に取り込んでいくのか?
まずはそういったコンセプトをしっかり決め、
ターゲットを明確にすることが重要になってきます。
場所コンセプトが決まったらそれに併せた場所を決める必要があります。
ファミリー向けのお店にしたいのに、オフィス街に出店しても意味が無いですよね。
逆に高級路線のラーメン屋を学生街に出店しても失敗しやすいのは目に見えています。
つまりコンセプトに合った出店場所を探す必要が有る!という事です。
当然その上で以前お伝えした良い立地条件であるということも必要です。
最後に味=サービスを決めていきます。
「最高においしいラーメンを出せばお客さんは付いてきてくれる」と
勘違いをしてしまう方は多いです。
但し、一度でも経営に関与した事が有る人はほぼ間違いなくそんな事は言わないでしょう。
「最高においしいラーメンなら初めは厳しくてもリピーターや口コミで上手く行くはず」という方に質問です。
最高のラーメンに一杯幾らまでなら払えますか?
私なら1500円位が限界ですかね。それも思いっきりトッピングしたとしてですよ。
通常のラーメンであれば1000円前後になってくると思います。
ただし最高の味を求め、材料や手間をかければすぐに1000円以上の
原価が掛かってしまいます。
但しその金額をつければ経営がやっていけなくなってしまいます。
なので味を決める際には値段が決まっていて、そこから逆算し、
原価幾らで一杯のラーメンを作るのかを決める必要があります。
当然その範囲内で最高のラーメンを目指す必要は有ると思いますが。
つまりコンセプトを明確に打ち出し、それに沿った形で場所・味を決めて
行く人の方が失敗をしにくいという傾向にあります。
以上が前回の続きになります。
ではこれを歯科医院に置き換えるとどうなるのか考えてみましょう。
まず初めに値段=コンセプトを決めます。
ただし歯科の場合、保険診療で値段は決まっていますのでコンセプトを
決めるだけで大丈夫です。
つまり、日本で歯科医院として開業する以上は、商品価格帯(治療費)は全国共通です。
自費診療に関してはここで言う値段(コンセプト)とは意味合いが変わってきます。
保険診療がスタンダードなベース価格となりますので、先ほどのラーメンの話に
置き換えるとトッピングのお値段と考えるとわかりやすいでしょうか。
※但し自費診療のみの医院を作りたいのであれば話はべつですが。
そしてコンセプトが決まりましたら、次に場所決めです。
場所の選定方法については、第1回目に遡っていただきたく思います。
診療圏の設定から、物件の良し悪しなどご確認いただき歯科開業に
とってどの様な立地での開業が理想的かをイメージいただけることと思います。
⇒物件選定についてはこちら
そして最後に診療内容を決めます。
これは、地域ニーズを知るということです。
地域の患者さんは、診療時間や休診日、もしくは口腔外科、矯正歯科など
どんな診療科目を求めているのか。
様々なニーズがあります。
それをアンケート等で事前にヒアリングをし、具体的に診療圏内の方が
求めるものを知り、診療提供していきます。
これ以上細かい事を言うと更に莫大な量になってしまうので
ここでは割愛させていただきますが、
最後に
「今出来る診療」
「自分がやりたい診療」
「患者さんが望んでいる診療」
この3つのバランスが崩れてしまうと、どこかしらでひずみが
起きてしまうので気をつけてくださいね。
私としては、患者さんが望んでいる診療が最も重要なことで、
それに対して今できる診療を提供し、自分のやりたい診療というのは
きっちりとご説明した上で患者さんに選んでいただくものと考えます。
長くなりましたが、今回のお話にて事業の考え方について
ご参考になればと思います。
次回はいよいよ、どの様な点に注意して事業計画を作成するのかを
お伝えいたします。
どうぞお楽しみに。